イラク戦争遺族の悲しい表情や、悲惨な事件で娘を失った父親の呆然とする心など、最近、突然遺族にさせられた人々がマスコミを賑わしています。
五年半前のことです。家族の中で、ひまわり的存在だった長女を交通事故で失った北林一家が揃って、千葉から神奈川の弊社まで長時間かけて訪ねてくれました。やはり皆さん呆然として魂を何かに吸い取られたような表情でしたが、それぞれの手には故人が生前書き連ねた紙片やノートが握り締められていました。享年二十歳らしく、その内容はすべて「恋一色」でした。タイトルを「はたちの恋」とし、カバー画を生前故人がファンだったという、おおた慶文先生に依頼することにしました。お便りでは、その後皆さん沖縄に引っ越されたようです。
ご無沙汰しています。こんにちは。
私は、一九九九年二月一六日発行『詩集 はたちの恋』著者、北林里香の妹、輝美です。
姉が亡くなり、早くも七回忌を迎えました。私たち家族、みんな頑張って強く生きています。父と母はそれぞれの道を歩み、別々に幸せに暮らしています。一時は何をするか目の離せない母でしたが、沖縄に戻りコツコツと暮らしています。
姉の本を編集、デザイン、発行して下さった村上信子様、笠井直美様、村上光太郎様他皆様方、本当に有難うございました。
カバー画の、おおた慶文先生にも感謝しています。
新たな道ができました。
最初は不安な道だけど
あるけば すてきな道なのです。
姉の妹で私は本当に幸せです。辛くてもどんな道のりでも私は姉のように強くて素敵な女として生きていきます。
皆様にも幸せあれ!! 輝美より。 |