出版物を作成する費用を出版社が負担する場合を「企画出版」、著者が負担する場合を「自費出版」と呼びます。それぞれの違いについて見てみましょう。
1.企画出版
企画出版物の場合は、編集者が企画を立て、規格に合った原稿を書き手に依頼します。従って書き手は、編集者の要望を受け入れながら修正を加えて原稿を完成させます。その原稿は、販売計画に基づき発行・販売されます。どこまでも編集者のフィルターを通して「売れる」ということだけを狙った本作りをしていきます。
企画出版は「売り上げ」の数字だけを目標にしています。ですから内容は良いものでも編集会議で「売れる目安がない」という理由でボツになる企画は無数にあります。そして、無名の書き手の「持ち込み原稿」はまず採用されることはありません。
2.自費出版
ところが読者は、企画出版の「売れそうな本」ばかりを待っているわけではありません。「役立つ本」「感動する本」、時には「人生を変えてしまう本」との出会いを心から待ち望んでいるのです。自費出版では著者の内なる心から噴出した思いを文字に託すことができます。きっとあなたがこれから書く本も誰かにとって「役立つ本」「感動する本」、時には「人生を変えてしまう本」になるに違いありません。読者の心にぐっと感動を与えることができるはずです。
3. 共同(協力)出版
最近、企画出版を装いながら「半額だけ負担してください」と誘いかける「共同出版(協力出版)」なるものが増えてきましたが、これは自費出版と何ら変わりませんのでご注意ください。